■マダガスカルでのソーラークッカー普及
■記事:2010年4月
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
マダガスカルでソーラークッカー普及報告
Solar Cooker Review
http://solarcooking.org/newsletters/scrapr10.htm
===
■要約
スイスのNGOである Association Pour le Developpement de l'Energie Solaire (ADES) は2001年よりマダガスカルにおいてソーラークッカーの普及活動を行なっている。
活動の拠点であるマダガスカルの南西部の地域(Tulear, Ejeda, Morondava)に、現在までにソーラークッカー製造の3つの作業場を設立した。これにより、地域の大工や指導者など、30人を超えるソーラークッカーに関わる雇用を生んだ。今後は、更に2か所に地域センターを設立するとともに、出張所も作り、輸送コストの削減や更なる支援活動の拡大に乗り出す予定だ。
マダガスカルは年間330日が晴天という、ソーラークッキングには非常に適した地域だ。
マダガスカル人の平均年収は400USドル。近年高騰する薪や炭の燃料に多くのお金を費やしていることを考えると、太陽だけで調理ができるソーラークッカーの割安感は増してきたとはいうものの、ソーラークッカーはまだ高価な買い物だ。
ADESでは、スイスからの助成金とマダガスカル政府からの助成金によって、200ドルするボックス型ソーラークッカーを20ドルで購入できるようにしている。同様、パラボラ型ソーラークッカーは助成付き価格で50ドルで手に入る。
ボックス型クッカーは150℃まで温度が上がるもので、ご飯や野菜、肉料理、ケーキなどに使われている。パラボラ型クッカーはボックス型に比べて温度が高く、炒め物にも適しているが、太陽の動きに合わせて比較的頻繁に向きを変える必要がある。両方の特徴を補い合う形で使用されている。
ソーラークッカーの普及によって、雇用の創出のみでなく、薪調理の火や煙による危険・健康被害から家族たちを守っている。
ADESのWeb site:
http://www.adesolaire.org/en/
===
■Solarcookers Infoからひと言:
Solar Cookers Internationalが定期的に出しているニュースレター Solar Cookers Reivew に掲載の記事です。マダガスカルはアフリカ大陸の東に浮かぶ島国です。この50年で森林面積の約半分を失い、現在は国土のたった10%しか森林が残っていません。私たちが映画などでイメージしている緑豊かな国とはまったく異なる現状があるのですね。
私のソーラークッカー活動仲間の日本人女性も、現在マダガスカルの他の地域でソーラークッカー普及活動を開始しました。彼女によれば、国土は見渡す限り禿げ山が広がり、おそらく森林の喪失による土壌の流出・陥没もあちこちで見られるそうです。まさにソーラークッカー普及の意義が大きいといえるでしょう。普及活動、是非頑張ってもらいたいと思います。
ADESの活動は、同時に雇用の創出につながっているところが素晴らしいですね。人を育てることも大事な援助の要素だと思います。
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
マダガスカルでソーラークッカー普及報告
Solar Cooker Review
http://solarcooking.org/newsletters/scrapr10.htm
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■要約
スイスのNGOである Association Pour le Developpement de l'Energie Solaire (ADES) は2001年よりマダガスカルにおいてソーラークッカーの普及活動を行なっている。
活動の拠点であるマダガスカルの南西部の地域(Tulear, Ejeda, Morondava)に、現在までにソーラークッカー製造の3つの作業場を設立した。これにより、地域の大工や指導者など、30人を超えるソーラークッカーに関わる雇用を生んだ。今後は、更に2か所に地域センターを設立するとともに、出張所も作り、輸送コストの削減や更なる支援活動の拡大に乗り出す予定だ。
マダガスカルは年間330日が晴天という、ソーラークッキングには非常に適した地域だ。
マダガスカル人の平均年収は400USドル。近年高騰する薪や炭の燃料に多くのお金を費やしていることを考えると、太陽だけで調理ができるソーラークッカーの割安感は増してきたとはいうものの、ソーラークッカーはまだ高価な買い物だ。
ADESでは、スイスからの助成金とマダガスカル政府からの助成金によって、200ドルするボックス型ソーラークッカーを20ドルで購入できるようにしている。同様、パラボラ型ソーラークッカーは助成付き価格で50ドルで手に入る。
ボックス型クッカーは150℃まで温度が上がるもので、ご飯や野菜、肉料理、ケーキなどに使われている。パラボラ型クッカーはボックス型に比べて温度が高く、炒め物にも適しているが、太陽の動きに合わせて比較的頻繁に向きを変える必要がある。両方の特徴を補い合う形で使用されている。
ソーラークッカーの普及によって、雇用の創出のみでなく、薪調理の火や煙による危険・健康被害から家族たちを守っている。
ADESのWeb site:
http://www.adesolaire.org/en/
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■Solarcookers Infoからひと言:
Solar Cookers Internationalが定期的に出しているニュースレター Solar Cookers Reivew に掲載の記事です。マダガスカルはアフリカ大陸の東に浮かぶ島国です。この50年で森林面積の約半分を失い、現在は国土のたった10%しか森林が残っていません。私たちが映画などでイメージしている緑豊かな国とはまったく異なる現状があるのですね。
私のソーラークッカー活動仲間の日本人女性も、現在マダガスカルの他の地域でソーラークッカー普及活動を開始しました。彼女によれば、国土は見渡す限り禿げ山が広がり、おそらく森林の喪失による土壌の流出・陥没もあちこちで見られるそうです。まさにソーラークッカー普及の意義が大きいといえるでしょう。普及活動、是非頑張ってもらいたいと思います。
ADESの活動は、同時に雇用の創出につながっているところが素晴らしいですね。人を育てることも大事な援助の要素だと思います。
■中学校のホット・ランチプログラム【メキシコ】
■記事:2010年3月
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
Teens construct own solar oven school hot lunch program
===
■要約:
メキシコの経済的に恵まれない地域の中学校では、中学生たちが作った4台のボックス型ソーラークッカーを使ったホット・ランチプログラムが導入された。自分たちが持ってきたお昼ご飯をソーラークッカーで温めることができる。
ソーラークッカーの作成は71歳の男性の指導によるものだ。彼は昨年、アメリカとメキシコの国境沿いに位置するニューメキシコにあるPalomasで、Border PartnersというNPOを立ち上げた。資源が乏しい地域での生活水準を上げるためにソーラークッカーが適していると考え、まず中学校でソーラークッカーの作り方や使い方を教え始めた。
中でも生徒の一人が非常に関心を持ち、自分たちの学校にソーラークッカーを常時置くことによりお昼ご飯を温めるアイディアを強く提案したという。
2010年の初め、男性らボランティアの指導により、生徒たちは4台の同型のソーラークッカーを作り上げた。それぞれ個性的にペイントされ、カラフルなソーラークッカーに仕上がった。在学の3年間、ソーラークッカーでの温かいランチを楽しむことができる。
生徒らはソーラークッカーを作る過程で、電動工具の使い方や安全面での知識も身につけることができる。
このプログラムは、さらに今後、数学や理科の教師らとも協力して、生徒の研究プロジェクトへと発展させる計画だ。お風呂のお湯を沸かしたり、家を温めたりなど、生徒らにさまざまな太陽熱の利用について研究してほしいと願っている。その成果を現在進行中のNPO活動へ利用することも期待できる。
太陽エネルギーや風力利用のプロジェクトを進めることで「貧困にあえぐこの地域の一助になるだけでなく、温暖化が進む地球の未来のためにできることをしなければ」と男性は語る。
===
■Solarcookers info から一言:
こういう熱い人々の話を聞くと、私も熱くなります^^;
このように学校においてソーラークッカーの指導と活用を進めることは大変意義があることですね。
子どもたちはまさに未来を支えていく人材なのですから。ここで学んだ知識と経験、そして培ったハートは、将来いろいろな方面で花が咲くのでしょうね。そう期待したいです。
ソーラークッカーは中学校程度の数学の知識で簡単に設計できるものです。
机上で理論を学ぶだけでなく、それに基づいて作り上げたものが実際に活用できて、しかも世の中に貢献できるとすれば、こんなにすばらしい教育はないのではないでしょうか。
世界でこういった取り組みが進めばいいのにと思ってしまいます。
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
Teens construct own solar oven school hot lunch program
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■要約:
メキシコの経済的に恵まれない地域の中学校では、中学生たちが作った4台のボックス型ソーラークッカーを使ったホット・ランチプログラムが導入された。自分たちが持ってきたお昼ご飯をソーラークッカーで温めることができる。
ソーラークッカーの作成は71歳の男性の指導によるものだ。彼は昨年、アメリカとメキシコの国境沿いに位置するニューメキシコにあるPalomasで、Border PartnersというNPOを立ち上げた。資源が乏しい地域での生活水準を上げるためにソーラークッカーが適していると考え、まず中学校でソーラークッカーの作り方や使い方を教え始めた。
中でも生徒の一人が非常に関心を持ち、自分たちの学校にソーラークッカーを常時置くことによりお昼ご飯を温めるアイディアを強く提案したという。
2010年の初め、男性らボランティアの指導により、生徒たちは4台の同型のソーラークッカーを作り上げた。それぞれ個性的にペイントされ、カラフルなソーラークッカーに仕上がった。在学の3年間、ソーラークッカーでの温かいランチを楽しむことができる。
生徒らはソーラークッカーを作る過程で、電動工具の使い方や安全面での知識も身につけることができる。
このプログラムは、さらに今後、数学や理科の教師らとも協力して、生徒の研究プロジェクトへと発展させる計画だ。お風呂のお湯を沸かしたり、家を温めたりなど、生徒らにさまざまな太陽熱の利用について研究してほしいと願っている。その成果を現在進行中のNPO活動へ利用することも期待できる。
太陽エネルギーや風力利用のプロジェクトを進めることで「貧困にあえぐこの地域の一助になるだけでなく、温暖化が進む地球の未来のためにできることをしなければ」と男性は語る。
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■Solarcookers info から一言:
こういう熱い人々の話を聞くと、私も熱くなります^^;
このように学校においてソーラークッカーの指導と活用を進めることは大変意義があることですね。
子どもたちはまさに未来を支えていく人材なのですから。ここで学んだ知識と経験、そして培ったハートは、将来いろいろな方面で花が咲くのでしょうね。そう期待したいです。
ソーラークッカーは中学校程度の数学の知識で簡単に設計できるものです。
机上で理論を学ぶだけでなく、それに基づいて作り上げたものが実際に活用できて、しかも世の中に貢献できるとすれば、こんなにすばらしい教育はないのではないでしょうか。
世界でこういった取り組みが進めばいいのにと思ってしまいます。
■世界最大規模のソーラーキッチン【インド】
■記事:2010年3月
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
The world's largest solar cooking system was recently put into service.
===
■要約:
インドの西部にある神聖な町シルディ(Shirdi)には毎日多くの巡礼者が訪れるが、この町に世界最大のソーラークッキングシステムが導入された。
施設の屋上には73台の巨大パラボラ型ソーラークッカーが並び、これらが効率的に蒸気を作り出し、調理に使える仕組みになっている。毎日10万人の巡礼者が訪れるが、晴れの日にはそれらすべての食事を太陽熱で賄うことができる。
これまで巡礼者の食事は、ガス、灯油、薪など従来の方法によって調理を行ってきたが、燃料の供給や煙による空気汚染などの問題を抱えていた。ソーラークッカーの施設ができたことで、燃料費は月7000ドル節約され、温暖化ガスの排出もない。調理場の使い勝手も好評だ。
ソーラークッカーの技術をシルディに持ち込んだインド人夫婦2人のスペシャリストは、事前にドイツにおいてソーラークッカーのデザインについて研究した。結果、実績のあるSchefflerパラボラソーラーオーブンを基本にして、インドでのソーラークッカーシステムを作り上げた。同氏曰く、「インド西部では年間320日もの晴れの日があり、南部においても300日ある。この国にはハイテクなエネルギーではなく、気候風土に合ったソーラークッカーのような(ローテクな)システムが必要だ」と語る。
雨季の悪天候の日には、ボイラーで代わりに調理できるようになっている。
===
■Solarcookers info から一言:
CNNニュースで報道された内容を紹介したものです。掲載元にはYou Tubeでこのニュースが見れるようになっています。面白いので是非ご覧ください。
1日10万人の食事が作れるソーラーシステム、う~ん、是非見てみたいものです。
工業化が進み、エネルギー問題や環境問題が深刻化するインド。太陽エネルギーをローテクで活用するソーラークッカーは更に活躍が期待されますね。
■掲載元ウェブサイト Link to the original article:
The world's largest solar cooking system was recently put into service.
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■要約:
インドの西部にある神聖な町シルディ(Shirdi)には毎日多くの巡礼者が訪れるが、この町に世界最大のソーラークッキングシステムが導入された。
施設の屋上には73台の巨大パラボラ型ソーラークッカーが並び、これらが効率的に蒸気を作り出し、調理に使える仕組みになっている。毎日10万人の巡礼者が訪れるが、晴れの日にはそれらすべての食事を太陽熱で賄うことができる。
これまで巡礼者の食事は、ガス、灯油、薪など従来の方法によって調理を行ってきたが、燃料の供給や煙による空気汚染などの問題を抱えていた。ソーラークッカーの施設ができたことで、燃料費は月7000ドル節約され、温暖化ガスの排出もない。調理場の使い勝手も好評だ。
ソーラークッカーの技術をシルディに持ち込んだインド人夫婦2人のスペシャリストは、事前にドイツにおいてソーラークッカーのデザインについて研究した。結果、実績のあるSchefflerパラボラソーラーオーブンを基本にして、インドでのソーラークッカーシステムを作り上げた。同氏曰く、「インド西部では年間320日もの晴れの日があり、南部においても300日ある。この国にはハイテクなエネルギーではなく、気候風土に合ったソーラークッカーのような(ローテクな)システムが必要だ」と語る。
雨季の悪天候の日には、ボイラーで代わりに調理できるようになっている。
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■Solarcookers info から一言:
CNNニュースで報道された内容を紹介したものです。掲載元にはYou Tubeでこのニュースが見れるようになっています。面白いので是非ご覧ください。
1日10万人の食事が作れるソーラーシステム、う~ん、是非見てみたいものです。
工業化が進み、エネルギー問題や環境問題が深刻化するインド。太陽エネルギーをローテクで活用するソーラークッカーは更に活躍が期待されますね。
Solar Cookers Info 始動!
Solarcookers Infoです。
太陽の光を集めるだけで料理ができるソーラークッカーと出会ってその虜になって6年。
そして地元で仲間たちとソーラークッカーを使った環境教育・国際理解教育のグループを立ち上げて活動をはじめてから5年になります。

ソーラークッカーが私に与えてくれたものはたくさんあります。スローライフの楽しさ、環境やグローバルな問題についての新たな気づき、人とのつながり、興味の広がり、などなど。
ソーラークッカーは、途上国を中心に普及活動が進められています。
森林破壊が進んだ地域における薪に代わる調理手段として、また、不衛生な水を太陽熱で温めることによって安全な水に変える手段として活躍が期待されています。
毎日の燃料費による生活の圧迫も軽減され、温暖化ガスも排出しないソーラークッカーの利点は非常に大きいものです。
ソーラークッカーに関する情報は、米国カリフォルニアに本拠地を置くNGO "Solar Cookers International (SCI)" にたくさんの情報が収集・掲載され、定期的にアーカイブとして更新されています。
ただし、この情報は英語または限られた外国語のみで表示されていますので、ソーラークッカーに興味があっても言葉の壁でなかなか情報にアクセスしずらいのが現状です。
そんなわけで、SCIのウェブページに掲載されている情報を中心に、その中から自分の興味を引いた記事を選んで日本語に要約したものを気ままにお届けしたいと思います。著作権保護のため、基本的に記事の写真は掲載せず、情報元のURLを掲載して参照できるようにしていきます。
その他、日記等を含め、のんびりと更新していきますので、時々チェックしていただければ幸いです。
すばらしいソーラークッカーというツールが、もっともっとたくさんの方たちによって興味を持たれ、活用されることを願っています。
Solar Cookers Internationalのウェブページはこちら↓
Solar Cookers International
太陽の光を集めるだけで料理ができるソーラークッカーと出会ってその虜になって6年。
そして地元で仲間たちとソーラークッカーを使った環境教育・国際理解教育のグループを立ち上げて活動をはじめてから5年になります。

ソーラークッカーが私に与えてくれたものはたくさんあります。スローライフの楽しさ、環境やグローバルな問題についての新たな気づき、人とのつながり、興味の広がり、などなど。
ソーラークッカーは、途上国を中心に普及活動が進められています。
森林破壊が進んだ地域における薪に代わる調理手段として、また、不衛生な水を太陽熱で温めることによって安全な水に変える手段として活躍が期待されています。
毎日の燃料費による生活の圧迫も軽減され、温暖化ガスも排出しないソーラークッカーの利点は非常に大きいものです。
ソーラークッカーに関する情報は、米国カリフォルニアに本拠地を置くNGO "Solar Cookers International (SCI)" にたくさんの情報が収集・掲載され、定期的にアーカイブとして更新されています。
ただし、この情報は英語または限られた外国語のみで表示されていますので、ソーラークッカーに興味があっても言葉の壁でなかなか情報にアクセスしずらいのが現状です。
そんなわけで、SCIのウェブページに掲載されている情報を中心に、その中から自分の興味を引いた記事を選んで日本語に要約したものを気ままにお届けしたいと思います。著作権保護のため、基本的に記事の写真は掲載せず、情報元のURLを掲載して参照できるようにしていきます。
その他、日記等を含め、のんびりと更新していきますので、時々チェックしていただければ幸いです。
すばらしいソーラークッカーというツールが、もっともっとたくさんの方たちによって興味を持たれ、活用されることを願っています。
Solar Cookers Internationalのウェブページはこちら↓
Solar Cookers International
